あなたが足に怪我をして、心配だから病院までいったとします。怪我といっても消毒程度ですむものだったとします。でも、その時かかった医療費はどれくらいでしょうか? 多分、足のレントゲン写真を撮られ、感染予防のための抗生物質を投与されたと思います。そうすると、何千円とかかるでしょう。 消毒だけの処置だったら医療費は何千円もとられることはありません。余計なレントゲン検査や薬代で医療費がかさんでしまったのです。 何故病院は、そして医者は、無駄な検査や薬を投与しようとするのでしょうか? 多分、たくさんの病院が「出来高支払い方式」という算出方法で保険請求しているせいでしょう。この方式は、患者に行ったひとつひとつの医療行為(投薬・注射・レントゲン・処置など)ごとに、その価格を積み上げていくものです。つまり、病院で色々な事をしてもらう程医療費が増していくという訳です。病院が経営不振に陥らないためには、無駄な検査や投与が必要なのかもしれません。 反対に「定額支払い方式(DPC方式)」という新しい制度が導入されている病院もあります。患者の病気(一部規定外の病気あり)ごとに対して一日あたりの医療費金額が定められているものなので、検査回数や投薬がたくさんあっても、医療費かかさむということはありません。(この方式の病院でも、手術や麻酔、一部の検査などは、今まで通り、「出来高支払い方式」で医療費を算出しています)